リストに戻る

日本史最大級の財政改革の成功例に学ぶ[4]

ステップ5 一人二役体制を作る

方谷は「撫育方(ぶいくかた)」という藩内で専売事業を担当する部門を作りました。
士農工商の身分制度がある時代に、武士を商人にする対策です。
皆さんの会社だったら、新しい事業部を現状の人員だけでつくるというふうにとらえてください。一人二役、三役体制を作っていったのです。
新しい仕事のテーマを与え、その仕事をこなしていくことが成長に繋がり、マンネリ化を打破していくことです。
それが実質的な人員削減に繋がります。

ステップ6 売上を創る

地元でとれる良質の砂鉄を活かした鉄産業こそ、方谷の切り札でした。
方谷が行った新規事業から、原理原則を二つ学べます。

  1. 飛び石を打たない。
  2. 時流に乗る。

当時、釘や鍬が、非常に求められていました。そこに目をつけた方谷は、今までは鉄と銅をそのまま売っていたものを加工し、農機具や釘を生産し、付加価値をつけていきました。そして、江戸という広大な市場へ持って行き直売しました。方谷は、この流通の仕組みを確立していったのです。

三本歯の鍬に「備中鍬」とネーミングし、自分で価格をつけて売っていきました。備中松山藩独自のダントツ商品に仕立て上げたからこそ愛着が湧き、作る楽しみ、売る楽しみが出てきました。 これで一気に利益を生み出していきました。

参考文献 「山田方谷に学ぶ財務改善 財務改革三つの思想と七つのステップ」福田茂夫 著


リストに戻る

黒沼共同会計事務所 HOMEへ
© Kuronuma Accounting Office Tax Co. 2015 All rights reserved. プライバシーポリシー
免責事項・著作権
− 税理士法人 黒沼共同会計事務所 −
〒990-0047 山形市旅篭町3-1-4 食糧会館3F
山形掃除に学ぶ会