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日本史最大級の財政改革の成功例に学ぶ[5]

ステップ7 利益が出たら還元

方谷は、利益が出る磐石の体制を作り上げた後、削減していた藩士の給料を元に戻しました。
そして、百姓の年貢を減らし(減税)、町人には金融の便宜(規制緩和)をはかりました。

方谷はさらに、「学問所」「教練所」を設置し、教育施設の充実を図りました。藩主(社長)の仕事は、藩士ならびに百姓・町人(後継者・社員)を撫育(育てる)ことです。

ついに、方谷53歳の時、財政改革は8年でほぼ目的を達成しました。十万両の負債を返済したうえ、なおかつ十万両の蓄財を成しえたのです。これが山田方谷の財政改革の結論です。

まとめ

この偉業を成し遂げた山田方谷から学ぶことがたくさんありました。初めは理念の共有から入り、人の質を高め、人物を育てることに専念しました。
次に月次決算書を作る体制、月次にきちんと把握できる仕組みを作り上げました。利益の正体は何なのか。
それを把握できる仕組みを作り上げたのです。
そして、そこから財務改善に入ったのです。

財務改善の手順

経費の見直し → 売上原価(1%にこだわる) → 売上を創る

方谷の偉業・歴史に耐え抜いた教えを、今こそ我々が活用すべき時代ではないでしょうか。それが日本の財政再建につながり、「経世済民」(単なる銭勘定ではなく、乱れた世を整え、苦しんでいる民を救う)の世の中を創ることになると思います。

参考文献 「山田方谷に学ぶ財務改善 財務改革三つの思想と七つのステップ」福田茂夫 著


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