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日本史最大級の財政改革の成功例に学ぶ [1]

経世済民をつらぬいた偉大な財政改革者

財政改革と言えば、第35代アメリカ大統領であるJ.F.ケネディが最も尊敬する日本人と答えた、米沢藩主 上杉鷹山。そしてもう一人鮮やかな藩政改革を成し遂げた、備中松山藩(岡山県高梁市)の山田方谷がいます。

<上杉鷹山と山田方谷との比較>

上杉ようざん鷹山 米沢藩 15万石 山田ほうこく方谷 松山藩 5万石
明和4年(1767年) 借金11万両 嘉永2年(1849年) 借金10万両
慶応3年(1867年)
鷹山・治広・斉定の3代にわたる
100年間
借金11万両返済 余剰金5千両
安政4年(1857年)
8年間

借金10万両返済 余剰金10万両

たった8年で10万両の借金を返済し、10万両の貯財をした偉大な財政家 山田方谷の考え方と手順を学びたいと思います。

経営改革のヒント

山田方谷は、財政改革の思想をまとめた「理財論」を書きました。その「理財論」の中に、判断基準に役に立つ三つの思想が書かれてあります。

  1. 事の外に立って事の内に屈せず
    目先の問題だけにとらわれず、大局的な立場に立って、本質を見ぬくことです。全体を見渡し、何が重点かを判断して、小さな事をコツコツと集中・徹底することです。(着眼大局、着手小局)
  2. 誠の一字を腹中におさめ、正直且つ身を捨てて、率先垂範の行動
    「誠こそ、言ったことを成すの知行合一」知るは行うことの始まりであり、行うは知ることの成果です。知と行は本来一つのものであり、二つに分けるものではないのです。約束は必ず守る、誠の実践と率先垂範の行動が信頼関係を築きます。
  3. 利は義の和なり
    「義」とは自己の良心に訴え一番氣持ちよいもの。と説いています。利は形があり、目にみえますが、義には形がなく目に見えません。日頃の義の実践が利になるのです。

方谷は、この「理財論」を掲げて、藩政改革に着手します。
財務を改善していくには何から手をつけたらいいのか。いろんな手を打っても、その手順を間違うと効果は出ません。次から説明する改革手順は、山田方谷が実践した改革の手順(ステップ)をまとめたものです。現代の企業においても非常に有効だと考えますので、ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。

参考文献 「山田方谷に学ぶ財務改善 財務改革三つの思想と七つのステップ」福田茂夫 著


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