110号(200611) リストに戻る

北海道の菓子工房にて

 北の玄関口である新千歳空港の土産物売場は、売上の70パーセントが菓子類であると聞きました。それは世界的にも珍しく、今や北海道は菓子のメッカなのだそうです。
 先月21日と22日、「札幌掃除に学ぶ会」への参加の機会に、札幌市に本社を置く"きのとや"さんの本社工場を訪問してまいりました。私が"きのとや"さんを知ったのは15年ほど前、お客様の誕生日に、バースデーケーキを宅配するサービスをし始め、洋菓子業界の中で注目され始めた頃でした。社長の長沼さんは、クリスマスケーキなら一時に注文が集中するが、バースデーケーキなら、一年を通してほぼ平均して注文がいただけるのではないかと考え、ケーキの宅配を思いついたそうです。業界では初めての試みであったが、"きのとや"の経営が軌道に乗るきっかけとなったのでした。誕生日はすべてのお客様を見込み客とする点において、クリスマスケーキやウェディングケーキとは違うし、一年間、誕生日は平均しているので、ケーキを生産する体制も組みやすいそうです。電話などで予約しておくと、希望の日時に、希望の場所に届けられる、この宅配ケーキは大好評で、マスコミでも、様々に取り上げられて、話題を呼んだそうです。話題を呼ぶに従い、売上は飛躍的に伸び始め、北海道洋菓子業界の新しい星として、注目されるようになったのでした。
 そんな注目の長沼社長さんは、創業24年目の「高い志」をもって菓子業界に入られた脱サラ社長さんであることも、今回初めて知りましたし、本社工場の見学も驚きの連続でした。
 食品工房ですから、衛生管理・品質管理が十分なのは当然ですが、掃除がとても行き届いており、中で働く社員の方々が生き生きとしているのでした。それは、長沼社長さんの「私達は、単にケーキを売っているのではないのです。ケーキを食べる時の幸せなシーンを作るお手伝いをするのが私達の仕事です。お客様がケーキを食べる時は、みんなニコニコとした顔をしているはずです。ケーキを売ることは、"幸せなシーンを創造する"ことです。」の言葉に訳があるようでした。
 札幌掃除に学ぶ会の代表世話人でもある長沼さんの"きのとや"は、『幸せ創造カンパニー』でありました。

平成18年11月10日
黒 沼 範 子


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