214号(201507) リストに戻る

「中山靖雄先生のお別れ会」〜修養団伊勢道場にて〜

 今年3月にお亡くなりになった修養団伊勢道場長・中山靖雄先生を偲ぶ会が、6月27日(日)伊勢の地で開催されました。私共の講演会でも2回講師をお願いしましたので、中山先生のお話やお人柄は皆様にも好印象の記憶が残っておられると思います。

SYD(公益財団法人修養団)は、内閣総理大臣より「公益財団法人」として認可をうけた社会教育団体です。1906年(明治39年)、東京師範学校(現在の東京学芸大学に在学中の蓮沼門三(1882〜1980)を中心とする学生達によって創立され、人生の充実を願い、心を磨き、潤いのある家庭や地域社会、職場を作ろうとする人たちの集まりです。特定の宗教や政党に属することなく、青少年の健全なる育成をはかるための教育を行うとともに、"愛と汗"の精神を実践して、世界の福祉と平和に寄与することを目的としています。

 伊勢の父と慕われた中山先生に最後のお別れをと、全国から多くの人々が駆けつけました。緑奥様とご子息4人が見守る中、思い出話、中山先生ご出演のテレビ寺子屋上映などが進むにつれ、お元気なお姿の中山先生と一緒に時間を過ごしているような雰囲気になっておりました。以下は、当日私が代表してお話させていただいた思い出話の一端です。

 私が中山先生と初めてお会いしたのは、平成11年6月「志ネットワーク伊勢講座」に参加した時ですから、今から16年前になりますね、、、。
かねがね「伊勢に行ってみたい、、、」と思いながらも、中々チャンスがありませんでしたので、伊勢参りを兼ねて参加しました。きっと、中山先生とのご縁をいただくために、「伊勢講座」があったのですね、、、。
 お話が始まると、たちまち聴く者の心の奥深く染み入る語り口のお話しに、すっかり魅了されてしまいました。
 終了後、待ちきれず「来年の私共の事務所の10周年記念講演会においでいただけないか?」と厚かましいお願いを申し上げていました。「これまでは福島までは行っていたけど山形はご縁がなかったので、喜んで、、、」と仰ってくださり、翌平成12年10月12日のご講演をお約束くださいましたね、、、。
 しかし、翌年になって、、、6月頃だったと思います、、、志ネットワークの上甲先生から「知っている?中山先生が倒れたらしいよ、黒沼さんの講演会の予定は何月だった?」とご連絡をいただきました。驚きました、、、でも中山先生の方からは何のご連絡もなかったので、大事に至らず回復なさるんだなぁ、、と受け止め、私の方からはご連絡も差し上げないままにおりましたところ、約束の1か月前の9月に入ってから中山先生からご連絡をいただきました。
「黒沼さん、今リハビリしているが10月の講演会には必ず行くよ、大丈夫だよ。山形での講演会を目標にリハビリ頑張っているよ、復帰第1回目の講演会が山形だよ、、、」との優しいお電話でした。
先生のその時の必死に頑張っておられた声を、私はずーと忘れることはできません。
 山形には「羽黒山・湯殿山・月山」という山岳信仰の出羽三山神社がございます。
中でも、湯殿山神社は、「生まれ変わりの神社」と言われていますので、中山先生は大変な難儀を押しての復帰第1回のご講演を山形としていただいたのは、"神のお導き"と確信いたし、月山の麓の志津温泉、しかも月山からの気(エネルギー)を受けていただけるお部屋を準備させていただきました、、、。
 翌日の講演会は300名を超える聴講者を前にいつものように、、、「肩たたき」から・・「シャボン玉」、そして「洋子ちゃんの話」まで、、、白板にもいつものように板書しながら、、、初めて中山先生のお話を聴かれた私共のお客様も、心から童心に帰ってお話しに引き込まれました。
 無事講演も終わり、月山の麓の志津温泉に戻られる車の中で「無我夢中で話してしまいました。話を忘れていなくって、覚えていて良かった、、、無事終わった、、、」と仰った笑顔には赤みもさしておられました。
きっと復帰のご講演は百戦練磨の中山先生でさえ不安だったんだと、、、先生が命がけで復帰のご講演をなさったのだと、、、涙が止まりませんでした。
 月山は「裏伊勢」と呼ばれ、古く平安時代から「西の伊勢参り」「東の奥参り」と両方お参りすると一般の人とは違う存在(神となることが約束されると)になれると崇められたとのこと。翌日は出羽三山の最後、羽黒山神社にお参りし、無事お見送りでき私も少しだけはご恩に報いられたのではとホッといたしました、、、。
今思いますと、まだまだ75歳のお年でのお別れは、残念でなりません。何度も山形にご足労をおかけしてしまい申し訳なく思っております、、、。
 もうひとつ、忘れられないことですが、、、私の孫娘二人の名付け親になっていただきました。二人とも立派な名前に守られながら元気に育っております。
 その折にいただきました名前にちなんだ先生の歌は我家の仏壇にあり、毎日手をあわせております。これからも、、、。山形は裏伊勢というご縁から格別にお付き合いいただきましたことに、心よりお礼を申し上げお別れといたします。
 中山先生、本当に有難うございました!!


 最後に、緑奥様から『全国の講演に耳を傾けていただき、出会いを喜んで下さった方々に、心からお礼申し上げ、主人が最後に残しました「この国を良くして下さい」とのことばをお伝えして、お別れとさせていただきます。』とのメッセージがありました。

黒沼 範子


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