216号(201509) リストに戻る

長岡まつり大花火大会 〜長岡空襲から70年、慰霊の白菊が夜空に咲いた〜

 今年も8月1日から3日にかけて「新潟長岡花火大会」を観に、志ネットワーク会員とともに行ってまいりました。数年前、主人の大学の友人で長岡市で設計事務所をされている方が、花火大会にあわせて同級会を開催してくれ、感激したとの土産話が頭にあったからでした。
 毎年華やかに繰り広げられる「長岡花火大会」、その起源は長岡の歴史に刻み込まれた最も痛ましい"8月1日"に発しています。
 今から70年前の昭和20年8月1日(終戦2週間前!)、その夜闇の空におびただしい数の米軍のB29大型爆撃機が来襲し、午後10時30分から1時間40分もの間にわたって市街地を爆撃、旧市街地の8割が焼け野原と化し、燃え盛る炎の中に1486名の尊い命が失われました。毎夏の花火打ち上げは、長岡空襲からの戦災復興と平和への祈りを込めて1947年に復活、定番となった慰霊の花火「白菊」は空爆の同日・同時刻に白一色の正三尺玉の三連発には、それぞれ「慰霊」「復興」「平和」のメッセージが込められているのだそうです。三発で打ち止められ、四発、五発と上がらないのは、戦争の時の空襲を思い起こすからだとか。
 夜空に2万発の花火を見上げ、ひたすら感嘆の声をげ、花火が夜空に消えていく都度、満場の50万人の大きな拍手が湧きあがる…、あっという間の2時間でした。
特に信濃川をまたいで、2つの長くて大きな橋がある長生橋と大手大橋の欄干1650メートルを使った、2回の"ナイアガラ"は圧巻でした。
 また、今年で災害から11年目を迎えた中越大震災に支援をいただいた世界中の人々への感謝のシンボル「新潟県中越大震災復興祈願フェニックス」は、平原綾香さんの「ジュピター」の曲にのせて打ち上げられました。
 終戦から70年を迎えた今年8月15日、日米両国の戦没者への慰霊と世界平和への願いを込め、米国ハワイ・ホノルル市の真珠湾でも、新潟県長岡市の花火(白菊など一万発)が打ち上げられました。(長岡市は、真珠湾攻撃を指揮した連合艦隊司令長官・山本五十六の出身地で、2012年にホノルル市と姉妹都市となっています。)
 長岡の花火は、長岡市民の鎮魂の想いと、復興への前向きの決意を表しているとの志ネットワーク会員の村山さんの熱い説明もあり、日本各地の観光のイベントとして打ち上げられる花火とは異なる情感がありました。「みんな爆弾など作らずに、きれいな花火を作っていたら、戦争なんか起きないのに、、」と言った貼り絵の山下清画伯の言葉が思い出されます。

黒沼 範子


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