229号(201610) リストに戻る

ラバウル慰霊法要5日間の旅

 志ネットワークの上甲晃先生から、"…先の戦争で無念の命を落とされた先人達を慰霊するため、ラバウルのあるパプアニューギニアに行ってみませんか…"のお誘いを受け、先月の17日〜21日の間出かけてまいりました。幼いころ、"♪さらばラバウルよ〜又来るまでは〜♪"(ラバウル小唄)大人に混ざって歌った思い出もあり、"大自然と人が共生する国・最後の秘境パプアニューギニア"を一度は訪ねてみたく、興味津津の軽い気持ちで参加を決めました。しかし、募集人数10名で企画されたこの旅は、実際の参加者が7名ということからもお察しいただける大変きつく重たい旅でした。上甲先生の企画書にも「…昨年は、終戦70年という節目の年でした。従軍された元将兵の方々やご遺族のご高齢化が進む中、戦争の記憶も次第に薄れつつあります。しかし一方、今なお海外戦地には、戦死された約110万人もの日本青年のご遺骨が、収容もなされずそのまま残されているとう痛ましい現実があります。
 戦後日本の平和と繁栄が、数百万もの若者たちの尊い犠牲の上に築かれたということを、私達戦後を生きてきた者は今一度謙虚に振り返り、亡くなられたご英霊に対し、感謝の気持ちを捧げる責務があろうかと思います。」「…ラバウルは、日本軍航空部隊の活躍で有名ですが、一方、戦後、過酷な戦犯裁判によって百数十名の殉国者を出すと言う重い歴史を背負った場所でもあります。」(戦後外地でのB・C級戦犯は裁判は形だけのもので、3,4回呼び出されただけで弁護の機会も与えられずに処刑されたようです。1,2回殴っただけとか、食糧が枯渇して捕虜に十分な食事を与えなかったこと、あるいは人違いなどで銃殺刑に処された場合もあったとか。なかでも、緒戦に敗退して植民地を取られたオーストラリア・オランダ軍による報復的なB級・C級戦犯の死刑執行がニューギニアなどで行われたと聞きます。)「…ラバウルの南80キロにあるズンゲンでは昭和20年春、上陸してきたオーストラリア軍との間に激しい地上戦があり、一個大隊がほぼ全滅しました。この時は、玉砕命令の不徹底から生き残った兵士たちが軍律違反に問われ、再び死地に追いやられたと言う、誠に気の毒な事態も発生しました。漫画家の水木しげる氏が爆撃で片腕を失くされたのもこのズンゲンです。同地を日本人が訪問するのは、今回が戦後初めてになります。」とありました。 私たちの巡拝行は、夜半に成田を発ち、ポートモレスビー経由で直行したラバウルでの法要と慰霊巡拝から始まり、翌日は4DWを駆使して片道6時間超の悪路を走破してたどり着いたズンゲンの地で執り行われました。終わってみれば、終始"自然の驚異と猛威"に圧倒されっ放しの感がありましたが、それでも、時折体現できた人間世界の幸運な事象をも"英霊のお導き"と素直に喜べた私たちでした。
(さすがのトヨタ製水陸両用ランクルも大雨で退路を断たれ、予定日の帰国は不可と皆観念しましたが、偶然に立ち寄った住友林業系の太っ腹社長からクルーザーを提供いただき2時間の船旅を加えて、予定通りに帰国できました。スペース・パーツ山形の松田社長をよく知る方でした。)

公認会計士 黒 沼  憲


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