231号(201612) リストに戻る

米国大統領は山形産がお好き

 大方の予想を裏切りトランプ氏が次期米国大統領となることが決まり、就任前としては異例の安倍・トランプ会談も先月の17日ニューヨークで持たれました。関連したニュースとして先ごろ地元紙の山形新聞にビックリの記事がありました。

安倍晋三首相が手土産として持参したゴルフクラブは、酒田市に工場がある本間ゴルフの高級ドライバーだったことが分かった。首相はオバマ大統領と初会談した2013年2月にも山田パター工房(山形市)が製造したパターを贈っており、本県で製造されたゴルフ製品が日米トップの橋渡し役を担っている。

(山形新聞に限らず多くの全国紙が類似の記事を報じていましたので本間ゴルフ側からのリリース記事と思われるが)
本間ゴルフによると、首相がトランプ氏に贈ったのは...今年1月に発売されたモデルで、シャフトのグレードにより価格が大きく変わるが、贈られたのは最高級モデル...価格は1本約50万円。東京の中央区八重洲にある同社の直営店で、外務省の職員が購入したという。当初はトランプ氏に贈られるものだとは把握していなかったが、後日プレゼント用ということが分かった。...同品は...酒田工場で製造しており、同社の広報担当者は「クラブに『Made In Japan SAKATA』の文字が刻まれている」と話している。今回のプレゼントでトランプ氏の手元にも「SAKATA」が届いた形だ。
安倍首相がオバマ大統領に山田パターエ房製のパターを贈った際は、大統領の"ご指名"だったという。さらに09年のオバマ氏の大統領就任式では、佐藤繊維(寒河江市)のモヘア糸が使われたカーディガンをミシェル夫人が着用して話題になった。本県産のアイテムが日米トップの絆を強める役割を果たしており、本県のものづくりのレベルの高さが改めて脚光を浴びそうだ。

 かなりの変人(個性派)と思しき次期大統領も心底気に入ってくれればありがたいですが(?)それにしても、この度の米大統領選の結果には驚愕しました。超大国米国のトップに立つ大統領は世界のリーダーとなる立場です。選挙期間中ではあったが「アメリカ・ファースト」と叫ぶトランプ氏なるがゆえに、誰もが戸惑いと危惧を抱いているのではないでしょうか。"トランプ大統領を生み出した背景は米国内で深刻化する経済格差だ。"..."トランプ現象は世界激変の予兆かもしれない。"..."努力し頑張っていれば、いつかは成功するというアメリカンドリームはすでに遠い過去の存在、社会の構造的変化に目を向けていれば、トランプの勝利は十分に予測できた"など様々指摘されています。
 激震が走って一カ月、この間多くの学者やジャーナリストから、番狂わせを生んだ原因や米国の今後などについて上記のような解説が出回る中で、山形市出身の東大名誉教授でもある大沼保明氏の論考も明快なものでありました。

(山形新聞11月18日)...トランプ氏は生粋のビジネスマン、つまり商人である。商人の大統領が率いるアメリカ。それはどういったものになるのだろう?...「商人」トランプは、「価値」には関心がない。商人としてのモラル、商人道にも無関心のようである。彼の辞書にあるのは「利益」であり、しかもすぐ目に見える、目の前の利益である。トランプは、それまでの悪態雑言から一転して穏健な行動をとっている。これもそうすることが彼の利益に叶うという、きわめて分かりやすい利益追求の行動である。...トランプが説くのは「偉大なアメリカ」の復活であり、米国の選挙民が彼に託したのはその実現なのである。...

 いずれにしても「トランプ問題」は今始まったばかりです。

公認会計士 黒 沼  憲


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