135号(200812) リストに戻る

若い警察官にエール

山形県警察学校 初任科生の"こころ"を育てる取り組み

 先月25日(火)天童市荒谷にある山形県警察学校での、「初任科生が普段何気なく行っている"掃除"の持つ意味を学び直し、心を込めた掃除実習を体験させることで、奉仕の精神や人格を磨き、県民に信頼される心豊かな警察官を育成することを目的とし、日本を美しくする会相談役の鍵山秀三郎氏をお招きし、講演及びトイレ掃除実習を実施する」行事にトイレ掃除の先輩格として参加させていただきました。
 警察官は採用された後、全員警察学校に入校し警察官としての知識や体力を身につけながら組織や規律について学んでいます。
 近年、警察官のモラル低下が問題視されるなか、新人教育に『素手で行うトイレ掃除』を取り入れる警察学校が増えつつあり、広島、山梨、鹿児島、香川に続いて本県は5番目なのだそうです。この取り組みについて、警察庁人事課も「体験型教養の一環として、奉仕の精神などを養う有効な取り組み」と評価していると聞いています。
 私も今回初めて警察学校にお伺いしたのですが、既に巡査の生徒さんはとても礼儀正しく、目的を持って夢に向かって進んでいる凛々しい皆さんの姿を、掃除をとおして随所に感じることが出来、大変頼もしく思いました。警察官の卵の皆さんへ鍵山相談役は、掃除がいかに人の心に響くか、犯罪をもなくすのかなどの事例をあげてわかりやすくお話しくださいました。
 私が特に印象深い言葉は、「皆さんは小さな勇気を沢山積み重ね、大きな勇気をもって現場に出てください。初めから大きな勇気など誰ももっていない。今日のトイレ掃除のような小さな挑戦を大きな勇気に代えるのです。」と仰られたことです。
 掃除実習後の生徒さんの体験発表も、「最初は便器に直接触れることにかなり抵抗があったが、汚れを落としていくたびに達成感が生まれた」「トイレを使うとき、掃除をする人のことを考えてなるべく汚さないよう心がけたい」「気づかずに汚しているトイレを磨くことで、警察官に必要な他人を思いやる気持ちが芽ばえたように思う」と皆さん上気した顔で発表されました。
 閉会式の最後に全員で「故郷」を歌いましたが、その時の歌声が教室いっぱいに響き(窓ガラスが壊れるのではないかと思うぐらい)、とても感動をいたしました。
 このたびは今年8月、広島県警から転勤された堀金県警本部長さんも率先してご参加され、若い警察官の生徒さんと一緒にトイレ掃除をされました。
 又、山形警察吉田署長さんは「致知」という月刊誌で鍵山相談役のことを既にご存知で、畏敬の念を持っていろんな場面で、沢山の人に話しているんだ、と言われました。さすがに、今回は私の班で一緒に掃除されましたが、リーダーの私が驚くぐらいとても上手な掃除をなさっておられました。
 最後に、校長先生からは「来年以降からはカリキュラムに入れて、新年早々、躾を教育している時期に続けていきたい」と仰っていただき、私共山形掃除に学ぶ会も、11年目にして『この日』を迎えることが出来たことに感激し、感謝した一日でした。

平成20年12月10日 黒沼 範子


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