143号(200908) リストに戻る

「便教会」に参加して〜教師の教師による教師のためのトイレ掃除に学ぶ会〜

 この8月1日〜2日の両日 愛知県豊橋市の愛知大学の施設をお借りした「第9回便教会」(「勉強会」ではありません。)に、昨年に続いて参加して参りました。
 この会は愛知県立碧南高等学校の高野修滋先生が、平成13年8月に始めたものです……

「私は、混迷を極める教育現場で、学校と生徒たちと保護者の狭間で悩み苦しみ、希望と絶望を繰り返す毎日を送ってきました。
しかし、平成9年に初めてトイレ掃除に参加したとき、大きなショックを受けました。その時のトイレ掃除が、自分の内面を見つめるいい機会となり、いままでの教育に対する手抜きを感じざるを得ませんでした。
『先生の顔をして偉そうなことをいっているが、実は何もやってない』『身体も動かしていない』『手も動かしていない』そんな自分に気づかされたのです。その後、生徒と一緒にトイレ掃除をやるようになり、生徒が生き生きとしてくるのを実感することができました。教室の掃除も徹底することで、きれいな環境を作ることができ、生徒の心の状態を安定させることができたのです。
そうなると、遅刻、早退、欠席が少なくなり、クラス全体の成績も上がってきました。教師が変われば子供が変わり、子供が変われば学校が変わります。」

……高野先生が一人で始めた「便教会」も、京都・大阪・宮崎・広島・三重・豊橋・愛知・長野と広まり、9回目の今回の「実践報告会」には、若く熱い先生方が大勢参加されており、大いに刺激を受け帰ってきたところです。
 既にご紹介しておりますが(140号)、昨年から山形県警察学校の初任科研修でトイレ掃除の体験をしていただけることとなりましたが、(今年も4月26日(日)実施)次は教育現場で次の世代を担う子供達に先生方から「掃除を通して生徒達の心を育てる」実践教育をと期待せざるを得ません。
 幸い、7月初めの「知事ほのぼのトーク」で、吉村知事の「温かい県政」の一環として、「トイレ掃除を教育現場に広げたい。県警察学校のように県教育センターの研修カリキュラムに組み込んではどうだろう」と提案してまいりました。頃合よく、「山形掃除に学ぶ会〜山形八小大会〜」が7月5日、山形市立第八小学校(阿部慶子校長)で250人が参加し、開催されました。
初参加の山口常夫県教育長は2階の男子トイレを担当。終了後、山口教育長は「初めてトイレ掃除をしたが充実感でいっぱい。この会は地域の下支えをしていると知った」と感想をのべられ、県教育センターの研修にトイレ掃除を組み込むことについても「押しつけでなく自発的にできるよう環境づくりをしたい」とご挨拶されました。
 これまでの活動から確かな手ごたえを感じて地域に活かす時がきたと、思うこの頃です。

暑中お見舞い申し上げます。
平成21年8月10日
黒沼 範子


突然の社長就任から今日までを振り返って

大和工営 株式会社 鈴木洋一社長

 二年前、ある日突然の出来事でした。
 何の前触れもなく「俺辞めっから、オタグ社長すろわ!」と、前任の社長に告げられました。何がなんだか全く解らず、その場に呆然と立ちすくんで、「即答しかねます!!」と答えたことを、今もハッキリと覚えています。
 私は、当社には少なくない借金があることや、業態が公共事業の予算に左右されるため、右肩下がりであることも十分に認識していたからだと思います。また、会社設立以来42年目で、初めての赤字決算になることも予想出来たからです。
 "なんで急に社長指名なのか?"その日から様々な事を考え、結論を出すまでに約3ヶ月かかりました。自分自身のなかで格闘の日々が続きました。苦しくて眠れなかった夜も多々あり、社長になるより会社から逃げ出そうと思ったときもありました。
 その間、色々な方に相談しました。「大抜擢じゃないか、引き受けろ!」という意見、反対に「大それたこと辞めろ!」という意見、また、ただ「頑張れ!」という意見もありました。そして困惑しながらも、結局は自分自身の意志で決めなければならないことでした。
 私が社長を引き受けた理由は単純です。三十数年世話になってきた会社が大好きであることや、意欲を無くした社長にこのまま任せていたら、会社の将来はとんでもないことになると心配したこと等からです。
 無我夢中での社長就任から今日まで振り返ってみると、本当にあっという間の2年間に思えます。社長就任前の私は、業務管理やISOの管理責任者をやっていたために、金融機関は勿論のこと、外部の人間と接することは殆どありませんでした。当然、社長業のことは何も解りませんでした。前任者からの引き継ぎといえば、金融機関の場所と支店長と担当者に引き合わせてもらっただけでした。金融機関の対応については経験が皆無でしたので、接するときは口から心臓が飛び出るように緊張しました。
 社長就任後、がむしゃらに実行したことは、じり貧状態であった本業にプラスする新規業務を模索し、早急に取り組むということでした。新規業務の件について社内に提案した当時は、予想通り「そんなことをやっても利益が出るのか?」と、反対的な意見も出ましたが、私は"今後のことを考えたら絶対に取り組まなければならない!"という強い信念をもって納得・協力させました。その結果、現在では着実に実を結んできている状況です。
 社長就任から今日までを振り返ってみると、当然のことながら様々な問題が発生しました。しかし、有能な若い管理職や社員、並びに黒沼共同会計事務所・金融機関の多大な協力・指導を得て無事問題になることもなく処理してこれました。現在、会社の経営状態はすこぶる順調です。これも一重に、社員の努力や多くの方々の協力によるものと思い、日々感謝の気持ちでいっぱいです。
 この順調さを維持するために、また、会社の成長のため、油断せず、どんな努力も惜しまない所存です。
 また、組織は何時どんな時でも、役職員全員が同じ方向を向いていなければいけない!と、痛感しました。当社の社訓は"大和一致"です。今後は、今まで以上に社訓を重んじ、会社経営に励む所存です。
 最後になりますが、この書面をお借りして、社員をはじめ、私に協力して頂いた皆様に御礼を言わせて頂きます。「心より感謝しております。本当に有難うございます。」


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