103号(200604) リストに戻る

王ジャパンの快挙

 今月は税理士の担当月でしたが、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック=世界野球大会)で王監督率いる日本チームの優勝という快挙は、野球少年であった私にとりましても歴史的慶事でありましたので、その感動をお伝えしたく、順番を変えさせていただきました。来月の今時分は税理士も恒例のバングラデッシュ旅行から戻るタイミングですので、「最後のバングラデッシュ紀行」を書いてもらうことにいたしました。
 私の野球との係わり合いは、シーズンオフに夫人の郷里であったわが町に、青バットの大下弘選手が現れ、即席の「野球教室」で手解きを受けた時から始まりました。西鉄ライオンズの4番バッターで、ホームラン王の名選手からもらった色紙には「浮世をば、玉一筋の男かな」と小学校低学年の私には、解った様でよく解らない言葉が書いてありましたが、それでも自慢の宝物でした。近所の中学校卒業と同時に住み込みで弟子入りした先輩が、なんとも羨ましく思えたものでした。小学校の高学年になると、週末にTV放映される東京六大学リーグの試合のイニング合間にも、グローブとミットを持ち出し、友達とキャッチボールをして実習するほどの、野球お宅少年になっておりました。
 中体連野球の県優勝を目指して野球漬の毎日から想定外に早く開放されたのは、地区大会での初戦惜敗という現実でした。(イチロー流に表現しますと)人生最大の屈辱であり、僕の人生はこれで終わったと、放心の日々を過ごしました。さて、複数のナショナル・チームが短期決戦で世界一を決めるWBCへの私の関心は、最初から並ではなかったのでしたが、3度目の対戦となった準決勝の韓国戦は、実力は日本が上とわかりきっているものの2連敗を帰した相手なので、屈辱の3連敗はあってはならないことと、戦う選手以上に気合が高まったTV観戦となりました。「終わりよければすべてよし」の感もありますが、「癪に障る」「屈辱」「感動」「歓喜」の想いと、「歯ぎしり」「溜め息」「涙を流す」など喜怒哀楽の自己表現の機会が多い、"重くて疲れる"2006WBCでした。トリノ五輪では、メダルを逸しても「参加できて良かった」という選手が多く、最近の日本選手に悔しいという気持ちが薄れているのではと感じていましたので、屈辱と絶望の淵から蘇えり、彼らが手にした世界一という快挙はこの上なくうれしく、王監督の胴上げを見て涙が出たのは私だけだったでしょうか…。

平成18年4月10日
公認会計士 黒 沼  憲


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