104号(200605) リストに戻る

天使の舞い降りた国・バングラデシュ

(緑地・中心に赤色の球形の国旗)

 上甲先生が主宰する「志ネットワーク」の第10次バングラデシュ訪問から、大型連休終盤の6日に帰ってまいりました。
 私も1997年1月の第一回目から数えて6回目となりますが、4年ぶりの今回は、当初の計画に従えば最終回のはずでしたので......多忙時期の会計事務所をスタッフ職員に協力を願って、思い切って参加させていただきました。
 お蔭様で雪の正月・スキーシーズンに我が家に来てくれた「ドラちゃん・ニラちゃん」姉妹や懐かしい人達との再会を果たすことができました。
 訪れたバングラデシュは、日本の約三分の一の国土に、1億3千万人がひしめく世界一人口密度の高い国で、洪水の多い世界の最貧国のひとつ、加えて1971年の独立までの歴史も"気の毒なくらい"艱難辛苦に見舞われた国です。
 しかし、言語と宗教の問題から隣国(インド・パキスタン)から分離したバングラデシュ(ベンガル人の住む国)は心は素直で汚れなく、温かく、「心の豊かさ」を再発見できる"天使の舞い降りた国"なのです。この4年間で、バングラデシュもだいぶ変っていました。ダッカ国際空港のターミナルビルも改修され、裸電球だった照明も蛍光灯となり、床もタイル張りの明るいロビーになっていました。"暗闇の中に多くの出迎えの(?)人たちの目玉だけが異様に光っていた、最初の訪問の印象"は遠いものとなりました。
 また、インフラ整備のいらない「携帯電話」の普及は驚くほどでした。(ただこの国では、ミーテング中の着信音は気にされず、会議が中断することはありませんでした。)
 さて、今年も私をバングラデシュに惹きつけたのは、国際エンゼル協会バングラデシュ責任者で「ドラちゃん・ニラちゃん」のパパでもあるアジズル・バリさんとエンゼルホームの子供達の存在、山形の済生会病院ともゆかりの深い「山形ダッカ友好病院」を経営されているラーマン先生とご家族の志、日本全国ツアーの一環で山形市の文翔館でお目にかかった「バングラデシュの国民的歌姫」フォルダ・パルビーンさんとの再会…等々でしたが、あらためて私なりの「10年間の集大成」の想いもあったからでした。
 久しぶりにあったドラちゃんは、すっかり大人びて綺麗になり、「いっぱい勉強して日本留学の夢をかなえたい…」と目を輝かせていました。妹のニラちゃんは、テレビのコマーシャルで覚えた日本語と日本での生活の思い出すらもすっかり忘れて、明るい笑顔の少女になっていました。それにしても、バングラデシュを訪れる人たちは皆、この国の子供たちの底抜けに明るい笑顔と元気よさに驚きます。他の国の子供たちと自分を比較する術も持たないし、自分がとりわけ不幸とか貧しいという自覚もなく、毎日を精一杯生きている子供たち…あらためて最初の訪問時に感じた、どこか懐かしいふるさとを訪ねる気持が蘇った旅でした。

平成18年5月10日
税理士 黒沼 範子


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