160号(201101) リストに戻る

ニッポンの陽はまた昇る

 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 さて、新年の2日に恒例の一般参賀が皇居であり、天皇陛下はあいさつで「新しい年をともに祝うことをうれしく思います。今年が皆さん一人一人にとり、少しでも良い年となるよう願っています。年頭にあたり、世界の平安と人々の幸せを祈ります」と述べられた。我々の暮らし向きまで、陛下にご心配かけることはまことに畏れ多く、世が世ならば、"1億2千万国民総懺悔"でもすまないような一大事となったことでしょう。それほどに、今の日本国の政治・経済・社会全般において、閉塞感が漂っています。
 そして、正月元旦の新聞各紙には、似たような社説やコラムも載っていました。
 「四海の波は高く、今にも嵐が襲来する恐れがあるというのに、ニッポン丸の舵取りは甚だ心もとない。このままでは漂流どころか、沈没の危険すらある。いったい、我々はどこへ行くのか.....」(読売/元旦社説)「船長のひんぱんな交代や操舵室の勢力争いが繰り返されてきた日本丸。現船長も非力なのに、船員の大ボスや前船長が足を引っ張っているようでは、まだまだ航海はおぼつかない.....」(朝日/正月5日コラム)
 そんな中、連合会長の年頭所感として「福祉をきちんとするために我々も負担をしていく。消費増税は受け入れていかなければならない」と述べ、政府が進める社会保障と税制の一体改革で、消費税の引き上げは避けられないとの考えを示していました。
 いうまでもなく、国民生活の安心に直結する社会保障を充実させるには、安定した財源の確保が大きな問題です。巨額の国債を発行し、借金の繰り返しでまかない続ければ、早晩、日本の財政は破綻してしまうはずです。消費税の増税問題もこの観点で論議されるべきですし、多くの国民も理解しているはずですが、国全体に閉塞感があるので、雰囲気で自然と思考が暗い方向に向かってしまいがちです。社会保障(医療や介護、年金、保育などの分野)に対しても国民の不安が消えない限り、個人金融資産が1450兆円もあっても将来が不安で使えないという状態が続き、景気回復は遠のくのではないでしょうか。
 ところで、マイナス要因だけが目立つ昨今、「勝てる国、ニッポン」(週刊朝日/1/7)の「勝ち組国家」と題する記事では、久々に溜飲が下がりました。

  1. (NY証券市場の内部資料が示す)日本経済、実はこんなに強い!
    東京証券市場の上場会社の時価総額354億ドルは、NY市場1,304億ドル、NASDAQ364億ドルに続いて第3位の元気よさであること。
  2. (電車は正確、トイレもキレイ)海外セレブも絶賛する「よい暮らし」!
    都市単位のGDPで見ると、東京はNYを押さえて世界一。
    メガシティーでは稀有なほど空気もキレイで水もおいしく飲める。交通インフラは充実していて、電車・バスは分刻みで運行、治安も良好、こんな国、ほかにあるだろうか。(日本嫌いと言われ続けたジュリア・ロバーツも8月に初来日した際、帰るときはすっかり「日本大好きよ」と親日家になった...)
  3. (富裕層人口はアジアぶっちぎり)やっぱり日本は金満王国だった!
    米メリルリンチの調査によると、09年末で金融資産100万ドル以上の「富裕層」の人数は、米国287万人、次いで日本が165万人で、ドイツ86万人、中国48万人、イギリス45万人と続く。
  4. (あなたたちの技術は世界一!)やっぱり強い工業技術大国!
    中国人は、日本のモノを"安い"から買うのでなく、"いい"から買うのだ。世界トップレベルの日本の産業は20近くあり、中でも、自動車、工作機械に精密機械、電子材料に鉄鋼材料、医療機器や環境技術まで、日本は他国の追随を許さない圧倒的な技術力を持つ。

 5〜7は、この紙面の都合や内容的に差障りがありましたので割愛いたしました。

 ともあれ、皆様におかれましては、新年が幸多い年となりますようご祈念申し上げます。

2011年 元旦   公認会計士 黒沼 憲

【笹野一刀彫 卯年】
実演販売家六代目
戸田寒風さんの作品

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