163号(201104) リストに戻る

災害お見舞い

 このたびの東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。私共の山形県は、宮城・福島・岩手の東北三県の未曾有の被災状況と比較すれば、申し訳なく思ってしまうほど被害は軽微でした。ただただ、お隣各県の方には同情申し上げながらも、我々の祖先に感謝せずにはおれません。
 漸く震災後一ヶ月がたちますが、地震津波の爪あとの惨状を新聞・テレビは連日報道しており、海外からも日本人の規律のよさや資質の高さを賞賛するコメントが寄せられています。更に、被災現場からも"哀しく"も"感動的"なエピソードが多く紹介されています。甚大な被害を受けた方々の物心面でのケアーの必要性、東電原発事故の今後の影響など、難しい局面は続きますが、これまでも我が国は、国が滅びるほどの苦難、所謂"国難"といわれる試練を幾多克服した経験があります。なかんずく、2発の原子爆弾を含む執拗な空襲で国土が荒廃し、一時他国の占領下におかれた太平洋戦争における敗北にも、"日本人"は必死になって祖国の興廃や復興に立ち向かいました。今我が国が直面している困難な局面でも、気骨のある日本人がいる限り、さらに強い国となって不死鳥のように蘇ると確信しています。
 この時に最もふさわしい二つのメッセージを紹介いたします。

春の選抜高校野球開会式での選手宣誓全文

 「宣誓。私たちは16年前、阪神淡路大地震の年に生まれました。今、東日本大地震で多くの尊い命が失われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。人は、仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。がんばろう!日本。生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」
(創志学園高校(岡山)野山慎介主将)

国際情報誌サピオ(4/20)への曽野綾子さんの特別寄稿文(抜粋)

 今回日本は、「千年に一度」の災害と言われる東日本大震災から、復興に向かうのだという。最大の問題は福島の原発事故の処理で、それは間違いなく大きな仕事だが、日本の経済を根本から崩すものではないと、私は思っている。理由は簡単だ。日本人は能力があり性格がいい。しかも極端な利己主義者ではない。この二大要素を兼ね備えた民族などというものはほとんど世界にいないからである。…日本が衝撃に見舞われたのは事実である。…幸いにも日本は東西に長く、今のところ北海道も、東京都以西も比較的、無傷で残った所が多い。関西は阪神淡路大震災の傷から既にほとんど立ち直っている。…さらなる幸運もある。震災後、被災現場には雪まじりの零下の気温がかなり長く続いた。しかし三月下旬まで来れば、春はもうすぐそこなのだ。…最大の幸運は、私たち日本人が、最高に信頼に足る上質な一億人の同胞を持っていたことだ、と私は深く感謝している。自衛隊、警察、消防、東京電力関係者、その他、民間のあらゆる人々のほとんどが、危険の故に職場放棄をしなかった。…戦後の日教組的教育や、進歩的文化人が、「人のために命を棄てるなどというのは、資本家や軍部(時には皇室)の利益のために使われるようなものです」と若い人たちを教えたが、その言葉の嘘を、健全な人々は肌で感じていたのだろう。…誰もが言うことだが、阪神淡路大震災の時と同じように、地震後も、略奪、放火、騒擾などの被害は皆無と言ってよかった。…救援物資が、鍵の掛かった倉庫にではなく、他に人の気配も見えないような空間に整然と積み上げられていて、それを盗む人もいなかったのだ。…生きることが動物の究極の目的だから、災害時には掴み合いをし、罵り合って生きる場合もあって当然なのだろう。その修羅場のような光景が出現することを未然に防げたことが、つまりは日本の国力であり、同時に日本人の精神力だったのだろうと思う。…人は常に最悪を想定して、それよりよければ喜んでいればいい。私はいつもその手で生きて来た。だから何はなくとも多分幸福だった。…

◆最後に、地域全部の消滅や、工場や施設建屋の壊滅的被害はなかったといわれる県内にありましても、宮城県内へ移動中、大型タンクローリー数台が流された運送業のクライアント、仙台港に陸上げされた直後の新車数百台を失った自販クライアント、深刻な燃料不足で大きく減収となる見込みの運送・配送業のクライアント、悪い交通事情や自粛ムードの中で苦戦をしいられている温泉旅館・飲食業のクライアント、ライフラインの不安から普段の何倍もの気遣いとコストを余儀なくされた医療関係のクライアントなど、皆様それぞれ相当のダメージを負われたとお聞きしました。 心よりお見舞い申し上げます。そして、一日も早い回復を切に祈念いたしております。

平成23年4月10日
公認会計士 黒沼 憲


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