172号(201201) リストに戻る

希望と誇りある日本の再生

 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、昨年は世界的にも既存の秩序や体制を揺るがす出来事が相次ぎました。2010年にチュニジアから始まった「ジャスミン革命」は、エジプト、中東に飛び火し、「アラブの春」のうねりとなり、さらに中央アジアから中国にまで波及しようとしています。経済面では、経済のグローバル化の象徴的事象といえる(ギリシャの深刻な財政危機が端緒となった)「債務危機問題」が、欧州のユーロ圏諸国を震撼させました。年末には、北朝鮮の金正日総書記の死亡の報が世界を駆け巡り騒然としましたが、今のところ金王朝に体制の変化はなく、民主化にもグローバル化にも背を向ける国は事実上、北朝鮮だけとなった感があります。
 また、昨年は、いろんな意味で世界が日本に注目した年でもありました。「大震災」や「福島」だけでなく日本の現実の諸問題そのものが、いわゆる"「日本化」をめぐる議論"となって欧米メディアで関心を呼んだのでした。

(読売新聞12月29日 特集「回顧2011」抜粋)
 長いデフレで経済が活力を失い、政治家は痛みの伴う決断を先送りして、問題を深刻にしている……そんな状況を「日本化」と呼び、欧米も同じ道をたどりかねないと警告しているが、一方で"日本はまだマシ"という見方もある。…日本化は進むのか? 米独の国債利回りが(日本並みの)かつてない低水準になってしまうのかとの懸念や、日本は過去の成功にとらわれ、今日できることを明日に延ばしてきたため、長いデフレに陥ったとの厳しい指摘がある。大半の報道は「日本化」を否定的にとらえているが、日本の失業率はまだ低い、インフラもしっかりしている。街も安全だ。日本の不況は恒常化したが、犯罪もホームレスも増えていない。ロンドンのように暴動も起きない。欧米が抱える問題の方がある意味で日本より複雑で厄介で、ギリシャなどの債務危機に揺れるユーロ圏諸国の現状は極めて深刻と言える。…国の借金が国内総生産(GDP)の2倍にも達する日本の状況は確かに深刻だが、欧州の苦境に比べれば、まだ対処の仕様はあると言えるのかもしれない。しかし、政治の迷走する「日本化」には、こぞって欧米の評価は厳しい。

 さて、今年の日本経済の見通しはどうなのでしょうか。"日本経済にとって復興需要がプラス要因となる。11年度補正予算に盛り込まれた公共事業が本格的に動き出し、12年度当初予算案が成立すれば、復興事業は途切れることはない。個人消費は若干のプラスにとどまり、欧米景気の急激な改善が望めない以上、輸出が日本の成長を主導することは難しい。内需をどう伸ばすか、中長期的な構想(政策・プロジェクト)が欠かせない…" このエコノミストの予測が、的を得ているように思われます。
 野田首相にあっては、震災からの復旧・復興、原発事故の収束、日本経済の再生など一刻の猶予も許されない課題山積の日本を、希望と誇りある日本に再生するために、「ドジョウのように泥臭く、国民のために汗をかきたい」との所信どおりの強いリーダーシップを発揮されることを願うばかりです。

2012年 元旦 公認会計士 黒沼 憲

 第7回「はたごまちき講座」は、志ネットワーク代表 上甲 晃先生をお迎えして、「第2回当たり前グランプリ結果発表会」の開催となります。
 『誰にでもできる当たり前のことを誰も真似できないほど徹底的に掘り下げ、思考し、且つ追及・実行する...しかも楽しく!』をキーワードとして、皆様の底力を養う取組みから学んでいただきます。
 本年もご一緒に学んでまいりましょう。

 税理士 黒沼 範子

 「どこまで登るつもりか 目標がその日その日を支配する」という詩の一節があります。当事務所のセミナーでは、その詩の横に目標のシンボルとして富士山を掲げています。今年は文字どおり富士山に登ることが私の一つの目標です。これに向かって日々準備する過程を体感したいと思います。

公認会計士 植村 義弘

 


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