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消費税率アップへの実務対応〜値段の表示の具体例など〜

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 来年4月1日からの消費税率アップにより、値段の表示も変更が必要になります。今回は一時的に「税抜き」表示が認められ、国税庁からその具体例が示されましたので、参考にご紹介いたします。

1 小売業者の場合、あくまでも税込み表示が原則

 消費税法により、不特定の者に販売する者(つまり小売業者)は、税込み表示が原則です。

2 H25.10.1〜H29.3.31の間は、誤認防止表示すれば税抜き表示が認められる。

 しかし、値札変更の事務が煩雑であることや、消費税アップ分を転嫁しやすくするため、税抜き表示が例外として可能になりました。条件は、「消費者が商品を選択し支払うまでの間に、税抜きか税込みかはっきり示されている」こと、つまり誤認防止措置が為されていることです。

3 税抜き表示の値札等の例

 国税庁は、個々の商品に付ける場合の値札の表示例を示しています。また個々の商品ではなく、陳列棚の棚札で一括して「この店の商品は全て税抜き表示です」などと表記してもOKです。 さらには、店内の値札は税抜き価格のみとし、「当店の価格は全て税抜き表示です」と掲示することも認められます。値札のほか、チラシ、ポスター、商品カタログ、ネット通販のウエブページ上の価格表示の仕方も同様に変更することが出来ます。

4 実際の対応

 前回3%から5%にアップした時は「税別」表示だったため、作業としては、ほぼレジ設定の問題だけでした。今回は「税込み」表示になって初めての消費税率変更なので、値札を全て変更することになり、作成と付け替えの作業量は大変なものになると予想されます。
 そこで、例えば消費税アップ前から棚単位で税抜き表示の値札に変更していき、「この棚の価格は全て税抜き表示です」と書いた紙を掲示することが考えられます。税込みと税抜きの値札の色を変えれば、誤認防止にさらに役立ちます。

 どうしても間に合わない場合は・・・「5%税込み表示」のままの値札の棚に、

この棚の商品は全て旧税率(5%)の消費税を含んだ価格で表示しています。レジにて新消費税率(8%)で精算させていただきます。

 などと表示するしかありません。

 まずは消費税率アップ後の価格を決めなければなりませんが、作業スケジュールを立てて準備していくことが重要になります。


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