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今から次の決算での消費税納付に備えましょう

 消費税率アップにより、同じ取引額であれば納税額は確実に1.6倍になります(5% ⇒ 8%)。
 この増加分を消費税率アップ後の初年度ではいつ納付するかですが、「最後」です。期中の消費税はよほどのことがなければ予定納税(前年度の実績額を分割納付する方法)するので、3月決算の場合、来年5月にまとめて納付することになります。税率アップ後最初の年度の最後の納税額は驚くほど大きくなります。この4月決算から既にそのようになっていますが、3月決算が最もその差が大きくなります。 まずは年税額を試算して納税資金の準備を始めましょう。 

1 消費税率アップ後の中間納付

 消費税の中間納付は、前年度の確定消費税額(国)が48万円を超えた場合、次のようになります(H26.4.1以降開始事業年度)。 前年度5%で計算した消費税を基に6/12などとするので、中間納付では、3%アップした分をほとんど考慮せずに納付することになります。

直前課税期間の確定消費税額(国)A 中間納付回数 中間納付税額(国と地方の合計)
48万円超〜 400万円 年1回 Aの6/12(国)と、その17/63(地方)
400万円超〜4800万円 年3回 Aの3/12(国)と、その17/63(地方)
4800万円超 年11回 Aの1/12(国)と、その17/63(地方)

2 3月決算の場合の納付税額の試算

 過去から全く同じ取引額だと仮定して消費税納付額を試算し比較しました。 年1回中間納付する法人では最後の納付額は昨年の2.2倍、3回納付法人は3.3倍、11回納付法人は8倍にもなります!

決算期

平成26年3月期(5%)
数字は仮定(千円)
平成27年3月期
(前年と同じ取引額で8%)






項 目

年間
消費税額
@
1回当たり
中間納付
A
中間納付
合計額
B=A合計
H26.5
納付額

@―B
年間
消費税額
@
1回当たり
中間納付
A
中間納付
合計額
B=A合計
H27.5
納付額

@―B

1
確定
消費税額
1,600 800 800 800 2,520 注1 800 800 1,720
地方
消費税
400 200 200 200 680 注2 216 216 464
合計 2,000 1,000 1,000 1,000 3,200 1,016 1,016 2,184
昨対比         1.6倍 1.016倍 1.016倍 2.2倍

3
確定
消費税額
6,400 1,600 4,800 1,600 10,080 1,600 4,800 5,280
地方
消費税
1,600 400 1,200 400 2,720 432 1,296 1,424
合計 8,000 2,000 6,000 2,000 12,800 2,032 6,096 6,704
昨対比         1.6倍 1.016倍 1.016倍 3.3倍

11
確定
消費税額
60,000 5,000 55,000 5,000 94,500 5,000 55,000 39,500
地方
消費税
15,000 1,250 13,750 1,250 25,500 1,349 14,841 10,659
合計 75,000 6,250 68,750 6,250 120,000 6,349 69,841 50,159
昨対比         1.6倍 1.016倍 1.016倍 8.0倍

注1 800=1,600*1/2、注2 216=800*17/63


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