これまでの活動 ―

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トイレ掃除実践

第133回 令和7年度年次大会 出羽三山神社鏡池お掃除奉仕

2025年10月11日12日

出羽三山羽黒山神社 鏡池(代表世話人 金子昌弘)
実行委員長:馬場 誠・鈴木 尚

 今年の年次大会は、10月11日・12日の2日間にわたり羽黒山 出羽三山神社で開催され、年次大会としては2019年以来約6年ぶりの開催となりました。
鏡池の清掃は毎年行っており、今回は節目となる10回目(10年目)でした。
あいにく両日とも雨となりましたが、1日目は予定通り宮司様から出羽三山についての講話をお聞きし、その後、太々神楽の奉納と会食を行うことができました。2日目は屋外での掃除が難しい状況となり、実行委員長の馬場さんや冨田会長、田中義人相談役のご助言のもと、田中相談役の講話後に「斎館(さいかん)」という宿泊施設の清掃を行いました。
当日、鏡池前での演奏を予定していた八乙女太鼓の皆さんには、本殿で演奏していただき、普段はなかなかできない正式参拝や厄払いの機会にも恵まれました。さらに、「どうしても池の掃除をしたい」と志願した約30名の“決死隊”の皆さんが、泥まみれになりながら鏡池に入り水草を取り除き、その様子は夕方のニュースでも紹介されました。
天候の影響で予定どおりに進められず、運営側としては心残りもありましたが、現場で柔軟に対応し代替案を実行できたことは大きな経験となりました。参加者の皆さんからも「これはこれで良かった」との声をいただき、安堵の思いでした。
10年目を迎えた今年を一区切りとし、来年以降のあり方については今後関係者と相談しながら、双方が納得のいく形を模索していく予定です。

第132回山形市立第五小学校大会

2025年6月22日

山形市立第五小学校(校長 太田千春 先生)
実行委員長:大場和成

 約6年ぶりとなるトイレ掃除の大会を開催しました。
この日は今年一番の暑さとなり、開催にあたっては体調面の不安もありましたが、無事に実施することができました。
今回は、リーダーやサブリーダーの多くが「やり方を忘れてしまった」との声もあり、「リハビリの会」と位置づけ、一般募集はせず、学校関係者と世話人会社のみで行いました。それでも、約100名もの方々が参加してくださいました。
開催校である第五小学校さんでは、過去に3回のトイレ掃除大会が行われた実績があります。かつては約1,000名の児童が在籍していましたが、現在は約200名に減少しており、掃除が行き届かなくなっているとのことでした。今回の開催は、同窓会長の戸田さんのご紹介によるもので、戸田さん自身もかつて初めて参加された際、便器に手を入れることをためらった経験があったそうです。しかし、隣で若い女性が便器を抱えるようにして一生懸命磨いている姿に感動し、「自分もやらなければ」と心を動かされたことを語ってくださいました。「掃除には不思議な力がある」と話された言葉が印象的でした。
また、当初は参加予定ではなかった校長先生も、開会式の後にわざわざ着替えて戻られ、自ら率先して水漉しを磨いてくださいました。そのお姿に、参加者の心も動かされたように思います。
リーダーを務めた方々からは、「参加者が皆、本当に一生懸命取り組んでくれた」という感想が多く寄せられました。また、体験発表では「人とのつながりを強く感じた」「掃除に丁寧に向き合ってみることで、仕事に対しても同じような姿勢が大切だと気づいた」という声もありました。
掃除「を」学ぶのではなく、掃除「に」学ぶ――。それは、ただ便器をきれいにするのではなく、自分自身の心と向き合うこと。今回のトイレ掃除の会は、その本質をあらためて感じさせてくれる貴重な時間となりました。

― お問合せ:山形掃除に学ぶ会 事務局 ―