山形市立第五中学校(山形市立第五中学校 校長 井上順男 先生)
実行委員長:大内 勇
新型インフルエンザが大流行する中、開催が危ぶまれました本大会でしたが、なんとか無事開催することができました。
井上校長先生は以前、第四中学校大会(第32回)にも参加され、今回も自ら率先して大変熱心に取り組んでいただきました。
体験発表の中で高校の先生が「トイレは初めは新品でピカピカですが、時間が経つにつれて、よごれがついていきます。子供たちも同じです。初めはみんなピカピカで入学するのですが、様々なものの影響で荒みがでてきます。ですから、大人が途中で磨いてあげる、正しい道にもどしてあげることが必要なのではないか、ということを学びました・・・」ということをお話されました。
「掃除に学ぶ会」の想いをきちんと受け止めていただいたことを大変嬉しく思います。
山辺町立作谷沢小中学校(山辺町立作谷沢小中学校 校長 西村 仁美先生)
山形市内から車で約30分ほどのところにある、山辺町立作谷沢小・中学校は全校生徒数が23名という学校でした。今回は「創立記念日の奉仕作業としてトイレ掃除をやりたい!」という学校側からの申し出で実現した会です。生徒数に反してトイレの数が多く、普段のお掃除ではなかなか手がまわらない、とのことでした。お掃除を始めてみると見えない部分の汚れがあり、かなり手強いトイレでしたが、生徒さんたちはそれぞれに一生懸命取組んでくれました。小学1年生から中学3年生までとても仲良しで、面倒見もよく、本当に素直な生徒さん達でした。先生と生徒さん達が一緒になって取組む、そのサポートをさせていただく、という我々の理想の形であり、生徒さん達の一喜一憂する姿を見ることができ、大変嬉しく、楽しい会でありました。
米沢市立西部小学校(米沢市立西部小学校 校長 島津 真一 先生)
実行委員長:稲毛 勝敏
今年の年次大会はNHK大河ドラマ「天地人」の舞台となり、市全体が活気づく米沢市での開催となりました。全国各地の参加者に加え、会場となった米沢市立西部小学校の生徒さん・保護者の方にもたくさんのご参加をいだきました。西部小学校さんは校舎もトイレも大変きれいにされていて、「掃除」に対する想いの高さが感じられました。
体験発表された保護者の方からは「息子の頑張っている姿を近くで見れたのも嬉しかったが、同じことを一緒にやることで親が一生懸命取組む姿を見てもらえたことも良かった。」という感想をいただき、この会が意義のあるものであったことを実感できました。
この体験による「小さな喜び」が参加された方の心の片隅に残り、いつか役に立つときがあると確信し、次への足がかりとしていきたいと思います。
山形市立第八小学校(山形市立第八小学校 校長 阿部慶子先生)
実行委員長:和田 英光
第八小学校の阿部校長先生は2000年6月の宮浦小学校大会で、このトイレ掃除を体験されていましたので、学校を快く会場としてお貸しくださり、準備にも多大なるご協力いただきました。
今回は募集170名に対して253名の参加申込があり、予定していなかったプールのトイレもさせていただくことができました。遠方からのご参加や企業さんのまとまったご参加が多く、職場で「掃除」が見直されてきていることを実感しました。
又、今回は山口常夫県教育長も参加され、いっしょに汗を流していただきました。「若い方がたくさん参加されていて驚いた。途中から全く抵抗なく便器をさわれるようになった。この体験を教育現場にも反映できれば・・・」とのお言葉をいただき、今後の山形県の教育現場に「トイレ掃除」を・・・という私達世話人一同の想いが伝わった大会でもありました。
山形電波工業高等学校(山形県警察学校 学校長 大川隆雄 先生
山形電波工業高等学校 堀米幹夫 校長先生)
実行委員長:金子昌弘
第2回山形県警察学校大会は、山形電波工業高校を会場にして、この季節にしてはめずらしく肌寒い中での開催となりました。
前回の様子から我々世話人も生徒さん達に負けないよう気合十分で臨みました。その期待を裏切らず、入口で立止まっての大きな挨拶、自分達の手荷物の置き方、実習中の素直に真剣に取組む態度は「志」の高さを感じました。
そして、それに勝るとも劣らず山形電波工業高校さんもすばらしい学校でした。校内のいたるところに鉢植えが置かれ、手入れがゆきとどき、学校に入ってすぐ「きれいだな」という印象を受けました。
でもそれは開会式での校長先生のお話を聞いて納得しました。今回は生徒に言う前にまず先生から、ということで先生方のほぼ全員が参加されたということです。校長先生はじめ先生方の学校や生徒に対する愛情、そして学ぶ会に対する信頼と熱い思いが伝わり、身が引き締まる思いでした。
又、今回は日本を美しくする会本部代表である鍵山幸一郎さんが東京からご指導に来られ、リーダーをしていただいた後、講評をいただきました。その中で かっこ良い人 というお話をされ、「誰も見ていないところでも正しい行動をとれる人、さりげなく道のゴミを拾える人、自らすすんでトイレ掃除ができる人・・・これから警察官になられる皆さんがそんな かっこ良い人 になってくれたら山形の未来は素晴しい」と激励されました。
参加された山形県警察学校の皆さん、会場をお貸しくださった山形電波工業高校の先生方、そして我々世話人にとっても忘れられない大会となりました。
山形市立第五小学校(山形市立第五小学校校長 後藤 一昭 先生)
実行委員長:岩見 信弘
第五小学校さんは2005年に続き4回目となります。
五小の後藤校長先生をはじめ、県教育センターの先生方、県警察本部、警察学校、山形警察署さんからも多数参加がありました。
個人での問合せが多く寄せられたり、斎藤弘前知事の参加があったりと、徐々に広がりをみせているように感じられます。
3月とはいえ、まだまだ寒い一日でありましたが、皆さん時間を忘れるくらい真剣に取り組んでいました。親子での参加でも「子供とは別の班に」という方もいらっしゃり、心配しながらも子供に何かを学びとってもらいたいという気持ちが伝わってきました。
今回の五小大会は私達の活動にとって確実に大きな一歩を踏み出すことができた大会だったと強く感じました。