山形県立山形工業高等学校(山形県立山形工業高等学校 校長 佐藤 義雄 先生)
実行委員長:大場 和成
この度の年次大会は「おやじ日本全国大会」とのコラボレーションという形での開催となりました。一日目の「講演の部」に参加された「おやじ日本」の方々も二日目の「掃除の部」に参加され、定員250名のところ380名という人数で、トイレ以外にも昇降口や外など広範囲の掃除を行うことができました。会場となった山形県立山形工業高校は今年創立90周年ということで生徒会中心に様々な記念行事に取組んでいて、この「掃除に学ぶ会
」もその一つとしての開催となり、先生・生徒・保護者を合わせて47名が参加しました。また、今年の7月に、相談役にお手紙を送った事から開催の運びとなった、東根市立第一中学校の美化委員長がその時のことをまとめて県の「少年の主張大会」で発表した内容を体験発表の中で発表してくださり、会の最後は感動で包まれました。
今回の大会は準備の段階で様々な規制がありましたが、どんな状況であっても、その場に合わせてその時できる最大のことを考え、実行することの大切さを学ばせていただきました。また、世話人一人一人が「皆で作り上げる、参加された方に喜んでもらいたい!!」と言う気持ちで取組むことができたように思います。
中山町立中山中学校(中山町立中山中学校 校長 大場光祐 先生)
実行委員長:3学年PTA学年部長 村山 隆
中山中学校での開催はこれで3回目となりますが、前回は1999年7月、今回と同じく学年行事として行って以来でしたので 約10年経ち汚れもだいぶありました。3学年の学年行事として行うとのことでしたが、当日「トイレ掃除」ということを知らずに来た生徒さんもいて、初めは少々テンションが低いようでしたが、やり始めると夢中になり磨いていくうちに「トイレ掃除っておもしろい」「もっときれいにしたい!という気持ちになった」との感想をいただきました。
また、女子トイレに当った男子生徒からは「女子トイレに初めて入ったので緊張したが、途中からそれも忘れて磨くことに没頭した。」という微笑ましい体験発表もありました。
親子でトイレと向い合った2時間。それぞれに「何か」を感じてくれたようです。
山辺町立作谷沢小・中学校(山辺町立作谷沢小中学校 校長 西村 仁美先生)
昨年に引き続き、「創立記念の奉仕作業」としてトイレ掃除を、というお話をいただきましたので、昨年人数の関係でできなかったところ2ヶ所と1番使用頻度が高いトイレを掃除いたしました。小学1年生から中学3年生まで一緒のこの学校では生徒も先生も明るく活き活きとし、全員が本当に一生懸命取組んでくれました。
ちょうど掃除が終わった頃、急にに雨が降り、それと同時に蛙が泣き始め、自然の恵みだな・・・と感じて外を見ると、空に大きな虹が出ていました。「まるでピカピカになったみんなの心みたいに綺麗でした。」という校長先生のお話に目を輝かせて聞き入る子供たち。素直な気持ちと笑顔、そして「お礼に」と集めてくださったタオル、今年も心温まる時間をいただきました。
尾花沢市文化体育施設「サルナート」(?おーばん南尾花沢店 店長 荒 良一さん)
実行委員長:?アサヒ印刷 竹村 一
「スーパーおーばん南尾花沢店」のオープンを10月10日に控え、「社員研修としてトイレ掃除を行いたい」というお話をいただきました。「おーばん」さんは掃除に学ぶ会には毎回のようにご参加いただいており、個別にDVD研修を行う等、積極的に「掃除」に取組んでいらっしゃる団結力の強い企業です。
尾花沢市文化体育施設「サルナート」をお借りして実施いたしましたが、男子トイレ1箇所に大小合わせて24箇所も便器が有る広いトイレでしたので、いつもとはまた違う様々な気づきを得ることができました。前準備の重要性、人数が多い場合の進め方などが今後の課題となりました。参加された皆さんは、協力してしっかり取組んでくださり時間通り終了することができました。
天童市立山口小学校(天童市立山口小学校 校長 山澤 勉先生)
実行委員長:天童青年会議所 研修委員長 伊藤 豪
未来の社長さんや事業主の集まり「天童青年会議所」のまさしく天童の青年たち。
掃除にその未来を感じてくれたのか、去る6月に「日本を美しくする会」渉外部長の鍵山幸一郎氏を講師にお迎えし、「世に役立つ人づくり・トイレ掃除の威力」と題して、講演会を持ちました。
鍵山幸一郎氏自身こそが偉大な父、鍵山秀三郎相談役の背中を見て育った人です。その話に引き込まれるJCメンバーも多かったのでしょう。今度は実践の日として、天童市立山口小学校大会を開催しました。
?掃除のこころ?の本質をどの位の方が理解してくれたでしょうか?“約束を守ること”“時間を守ること”“挨拶をすること”などは生きる上の基本です。
天童JCメンバーが課題を感じてくれたとしたら、これからの心意気に期待しましょう!
米沢市立愛宕小学校(米沢市立愛宕小学校 校長 牛澤敏宏先生)
実行委員長:稲毛 勝敏
今年の初め頃に、帝人グループ(「帝人」は米沢が創業の地だそうです)などが主催する「米沢五感塾」の研修の一環として、山形掃除に学ぶ会に参加したい、と言うお話をいただき、米沢市立愛宕小学校さんのご協力を経て今回の大会の開催となりました。
厳しい残暑の中、熱中症の心配から途中で水分補給の時間を取るなどしながら進めていきましたが、参加者の皆さんの集中力が途切れることもなく、皆さん真剣に「磨く」ことに取組んでいました。
参加された米沢五感塾の方からは「良かった、感動した」という感想とともに「様々なご縁によって今回の会に参加できたことを嬉しく思う」というお言葉もいただきました。又、愛宕小学校の牛澤校長先生からは「環境が人を造る。そのすばらしい環境を造ってもらって感謝する。子供たち全員にしっかりと伝えたい。」と言っていただき、暑さも忘れることができました。
山辺町中央公民館(山辺町教育委員会 武田 忍さん)
山辺町教育委員会さんの研修の一環としてトイレ掃除をしたいとの依頼を受け、喜び勇んで参加して参りました。当日は体験学習の中学生の方も一緒に参加し、総勢19名でのトイレ掃除研修となりました。築40年の汚れに苦戦しながらも、顔がつきそうになる位に熱中し、参加者それぞれがトイレ掃除から多くの学びを得、終わった後の昼食での笑顔が忘れられない研修となりました。
東根市立第一中学校(東根市立第一中学校 校長 小山智弘先生)
実行委員長:生徒会長 小山晃徳さん 美化委員長 矢口あかりさん
今回の大会は、今年の3月に鍵山相談役の著書「掃除道」を読んで、中学生が一通のお手紙を書いたことから始まっています。その手紙には、「自分の学校を良くしたい!」という熱い想いがあふれていました。学校では校長先生初め、先生方皆さんが大変協力的で、この3ヶ月の間何度も打ち合わせをさせていだだき、皆さんの想いがひとつとなり今回の会が実現しました。
定員250名という案内に400名を超える申込をいただき、生徒さんに「一生懸命掃除する大人の姿」を見ていただくことで、何か感じてくれるものがあれば・・・と思いながら取組みました。
皆さんとても真剣に取組んでいて、生徒さんが多い大会に見られがちな私語もほとんどなく、磨きあげることに黙々と取組んでいました。
体験発表では生徒さんからは「達成感があった」「心がキレイになっていく気がした」など、先生からは「生徒の行動が自分たちのエネルギーとなった」などいただき、想いは確実に伝わっている、と感じました。
また、この大会のためにいらしてくださった鍵山相談役からは、講評のなかで「一生懸命に順位はない」「小さな勇気の積み重ねがやがて大きな勇気となり、何事も乗り越える力となる」など心に沁みるお言葉をたくさんいただきました。
鍵山相談役の講評→詳しくはこちら
山形電波工業高等学校(山形県警察学校 学校長 大竹孝幸 先生
山形電波工業高等学校 堀米幹夫 校長先生)
実行委員長:金子 昌弘
一昨年より始まった山形県警察学校大会も第3回を迎えました。
それまで毎日ぐずついていた天気も、この日ばかりは晴天となり絶好の掃除日和となりました。
山形県警察学校の初任科生79名・電波工業高等学校の先生25名と共にさわやかな汗を流しました。
実習中の初任科生の元氣な挨拶・返事・きびきびとした行動に見とれつつ、それに負けない先生方の挨拶・掃除への姿勢に、ただただ関心しきりでした。
これも電波工業高校の堀米校長先生の仰る「A(挨拶)+M(身だしなみ)+4S(整理・整頓・清掃・清潔)」運動が先生方に浸透しているのだと実感しました。
また、警察の方々が掃除を通して「小さな勇気の積み重ね」を実践されているからこそ、私達の町の安全が守られているのだと改めて思わされた大会となりました。
山形市立第六中学校(山形市立第六中学校 校長 秋葉春男先生)
実行委員長:岩見 信弘
今回は第六中学校の生徒・先生・保護者を含めて約120名の学校関係者が参加するという今までにない大会となりました。特に3年生の皆さんが2日後に卒業をひかえ「学校への感謝の気持ちを込めて参加したい。」ということでたくさん参加してくれました。その想いに応えるべく、私達世話人も万全の体制で望みました。
掃除終了後、参加された先生からは「最初は誘われたから・・・という生徒もやっていくうちに楽しくなり、終了時には達成感を得られたようだ。」というお言葉をいただき、「生徒の中には“今日が人生の再出発だ!"と言った人もいる」と楽しげに話してくださいました。また、「無理だと思うこともやり続けることで達成できるのだと思った。」という感想もありました。新たな一歩を踏み出す皆さんの今後に少しでも役立ってほしいと願います。