2月7日(日)「当たり前グランプリ2015〜結果発表会」が開催され、参加企業8社から今年度の「我社の当たり前の実践取組」の発表があり、優秀賞が決まりました。
今の時代を生き抜くため「”当たり前のこと”を、全社挙げてしっかり励むことこそ、企業の底力を養う」をキーワードにして、10年間続け頂上を目指す取り組みも、早や6年目となりました。
この”当たり前グランプリ”の先導をしていただいている、志ネットワーク代表・上甲晃先生によれば、『底力とは、「会社の底から湧き上がる力」であり、「社員の一人一人が、主体的にやる気を出して取り組む力」となります。まさに「上から言われたことしかしない」、「上から言われないと何もしない」の正反対と思えばいい。』とのことです。
6回目の報告会を迎えた今年の”当たり前グランプリ”は、終始一貫、全員経営の熱気に溢れていました。それは参加企業の社員一人一人が、「その気になってきた」現れであると思います。端的に言えば、社員全員がどの程度、”その気になったか”の差が、そのまま結果に現れていたのでしょう。
上甲先生と、今回特別参加された”あおい熊さん”こと鈴木武さん(上甲先生と同時代に松下電器に在職、現在は退職されて全国を駆け廻っておられます。)は、発表会後の懇親会の席で、開口一番「業績が伸びに伸びていた当時の松下電器みたいな雰囲気ですね」と感想を述べておられました。
また、上甲先生からは「@主人公意識を持つ A掘り下げる」を、既に始まった7年目のテーマとした課題をいただきました。「主人公意識を持つ」とは人生を変える取り組みであり、自分の人生は自分の意思で生きる。会社の業務だからやるのではなく、自分の人生をより良くするためにやるということのようです。そして「掘り下げる」はその活動の質を高め、ますます徹底するということと理解いたしました。
7年目は、新しく参加企業も一社迎えることができ、更に緊張感を持って盛り上げたいと願っております。これまでの6年間のいわば”土づくり”があったから、10年に向けての「掘り下げ」ができると確信しました。
今回も参加いただきました栃木県・株式会社ヒューマンネットワーク 福田茂夫さんより、「地方再生が安倍内閣の最重要課題であり、巨額の予算を使ってもその成果が地方の中小企業に現れていない。しかし、国の補助金等に頼らず底力を養い一生懸命に、いたって当たり前に愚直に実践している8社はすごい。日本の中小企業が元氣会社になっていく姿を見せてもらっている。石破大臣に、この「当たり前グランプリ」を見てもらいたい。」との大変嬉しいコメントもいただきました!(文責:黒沼範子)